ノーマリゼーションについて②

このエントリーをはてなブックマークに追加

全国福祉力検定協会は、ノーマリゼーション社会を理想に掲げ、誰にとっても生きやすい社会の実現に寄与することを目指しています。ノーマリゼーションについて学びを深めていただくために福祉力検定2級問題集の分野の一つである「福祉の理念」で取り上げているノーマリゼーションという理念について問題をご紹介したいと思います。

福祉力検定2級問題集「福祉の理念」より

ノーマライゼーションに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

【選択肢】

  1. ノーマライゼーションとは、障害のある人を機能訓練等により、その人にとってノーマルな(普通の)状態にしようとする援助目標のことである。
  2. ノーマライゼーションは、1950年代にニィリエによって初めて提唱された。
  3. ノーマライゼーションの実現には、高度な訓練を受けた専門職により管理された施設での生活が不可欠である。
  4. ノーマライゼーションは、全て自力で生活することではなく、必要な援助を最大限活用しつつ地域の中で生活することを意味する。

【解説】

  1. 誤っている。ノーマライゼーションとは、障害のある人もない人も、特別視されたり、差別されることなく、全ての人が共にその国の文化や時代に応じたノーマルな(普通の)社会を作っていこうとする考え方である。要援護者である障害者等を社会から排除してきた社会への反省に立って、漏れなく必要とされる人々によってこの社会は構成されているという理念である。障害のある人をノーマルな状態に戻すことではない。
  2. 誤っている。ノーマライゼーションは、1950年代にデンマークのバンク=ミケルセンを中心とした知的障害児を持つ親の会の運動から生まれた理念である。スウェーデンのニィリエは、ノーマルな生活基準の指標を提唱し、ノーマライゼーションの理念を発展させた人物である。
  3. 誤っている。ノーマライゼーションは、障害のある人もない人も、家族や友人と交流し、社会参加しながら地域で生活するという、障害者の生活の場を施設から地域に移行する基本的理念となっている。
  4. 正しい。ノーマライゼーションは、本人の自己選択・自己決定により必要な援助やサービスを確保しながら、地域の中で対等平等に暮らすことを目指すものである。